一周忌法要の準備とお布施

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一周忌とは

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故人が亡くなってからちょうど1年後に行われる法要です。平日に集まるのが難しい場合は、その前の土日に集まることが多いです。ただし、一周忌はできるだけ同月同日に行うのが望ましいと言われています。 法要の主な内容は、僧侶による読経、ご焼香、食事、御墓参りをすることが多いです。納骨がまだ済んでいない場合は納骨をすることもあります。

一周忌の流れ

①僧侶入場

②施主の挨拶

③僧侶の読経

④焼香

⑤僧侶による法話

⑥僧侶退場

僧侶が会食に参加しない場合はここで退場します。参加する場合はここでの退場はありません。

⑦お墓参り

法事の開催場所とお墓の距離にもよりますので、遠い場合は省略します。

⑧施主の挨拶

一周忌の準備とマナー

遺族側

①服装

遺族は喪服が基本です。男性は黒のスーツに白のシャツで、ネクタイやベルト、靴下、靴などは全て黒。女性は黒のワンピースまたはスーツで、ストッキングや靴、バッグは全て黒。子供は制服を着ます。制服がない場合はレンタルするか、黒っぽい服を着ます。三回忌までは喪服を着ることが一般的ですが、七回忌以降は略式喪服や地味な色の服にすることも。

②準備

日程を決め、場所(寺、家、ホテル)や引き出物の手配、食事の手配をします。読経場所と食事場所は別でも構いません。家で食事をとる場合は仕出し屋に頼むのが一般的ですが、タイなどのおめでたい献立は避けます。予約の際に「法事用」と伝えると安心です。代々お世話になってるお寺またはお葬式でお世話になったお寺にお願いするのが一般的です。

③一周忌の連絡

親族への連絡は、電話やメールでも問題ありません。会社などの関係者を呼ぶ場合は、往復はがきや返信用封筒を同封した封書を送ることが一般的です。

④引き出物

のしの水引きは、黒白または双銀の結び切りを使います。予算は2,000~5,000円(参列者からのお供えと同額~8割を目安)。洗剤やタオル、お茶やのりなど食品が多いですが、最近は百貨店やギフトショップのカタログも増えてきました。

参列者側
参列者は略式礼服または地味な平服で参列します。参加できない場合はお供え物として果物やお花を用意するのが一般的です。金額の目安は、5,000~10,000円。食事代や準備にかかるお金を考慮した金額です。

一周忌のお布施の目安

僧侶に用意するお金は3~5万円が一般的で、内訳は下記の通りです。
・御経料:3万円程度
・お車代は:5,000~1万円程度
・御膳料:5,000~2万円程度

これらを組み合わせてお渡しします。
・僧侶が会食に同席する場合:御経料3万円程度+お車代5,000~2万円程度
・僧侶が会食を辞退される場合:御経料3万円程度+お車代5,000~1万円程度+御膳代5,000~2万円程度

お金を入れる袋の表書きは、薄墨ではなく普通の墨を使います。葬儀用の封筒を用意しなくとも、市販の白い封筒で大丈夫です。郵便番号などの印刷のない無地の物を使います。

僧侶に封筒を手渡しするのではなく、小さいお盆に乗せて渡すのがマナーです。新札などの決まりはありませんが、汚いお札は避けましょう。

一周忌のまとめ

お葬式に比べると比較的マナーも寛容です。四十九日ぶりの法要ですから、親族と集まり故人を偲ぶ会にしましょう。

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一周忌法要の準備とお布施

故人が亡くなってからちょうど1年後に行われる法要です。平日に集まるのが難しい場合は、その前の土日に集まることが多いです。ただし、一周忌はできるだけ同月同日に行うのが望ましいと言われています。

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三回忌法要の準備とお布施

故人の命日から満2年に行われる法事です。故人の健康を願い、あの世でも迷いなく過ごしたもらうためのものです。2018年5月5日に亡くなった場合、2020年5月5日が三回忌となります。一周忌からちょうど1年後ですね。

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十七回忌法要の準備とお布施

十七回忌になると、ごく身近な親族のみで行うか、そもそも法事を行わないことが多いです。仏事を大切にする家庭でも、十三回忌を一区切りとすることが増えてきました。一周忌以降は3と7のつく年数に法事が行われる風習があり、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、四十三回忌、四十七回忌、五十回忌が一般的です。

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四十九日法要の準備とお布施

来世の行き先が決まる大事な日で、満中陰(まんちゅういん)と呼ばれます。故人が成仏して極楽浄土へ行けるように、親族や仲の良かった人が集まって法要をします。故人が亡くなってから四十九日目に行うのが望ましいですが、平日で都合がつかない場合は四十九日前の土日に行うこととされています。四十九日後は望ましくありません。

お寺の基礎知識

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お寺の参拝

正しいお寺の参拝方法をご存知ですか? 神社とお寺だけでも参拝の仕方は大きく異なります。 ここでは、お寺に参拝するとき作法や注意点などをご説明いたします。

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参拝の服装

自分の家の先祖の年忌法要をお寺で執り行う。なにかを祈願しにお寺を参拝する。社寺仏閣めぐりの一環としてお寺の境内を散策してみる。 それらによって着るべき服装も異なって来るでしょう。

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お寺の数珠

数珠とは、仏教において仏や死者に対して礼拝する時に手にかけて用いる法具のことです。「念珠」とも呼ばれます。 わたしたちの声は、数珠を通して仏にまで届くと言われています。 葬儀や法要などの際には手にもって置くようにしておきましょう。

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お寺の御朱印

御朱印とは、寺院や神社が参拝にむけて押印する印章のことです。分かりやすくいうと、スタンプのようなものをつき、寺院名などを 筆書きします。 御朱印を手に入れることで、その寺院に参拝したことの証になります。

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お寺のお賽銭について

お賽銭とは、神や仏に礼拝する際に奉納するお金のことです。 神社の拝殿やお寺の本堂に進み出ると、賽銭箱が置かれています。この中に、自分の思う金額のお金を入れてお願い事やお祈りごとをします。

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