分派していても違いはあまりない?真言宗の葬儀の流れや焼香について

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真言宗の教え

浄土宗の教え・特徴 画像

真言宗は、空海が平安初期に唐で学んだ密教を基盤に広めた宗派です。真言宗の中でも分派されており、18派に分かれています。空海が修行した場とされる高野山金剛峰寺が本山とされるのは、高野山真言宗です。

宗派は分かれていても、同じ真言宗ではあるので葬儀の流れや焼香に関しては大きな違いはありません。 宗派の教えや葬儀の流れ、焼香について解説していきます。

浄土真宗の葬儀の流れ

真言宗の教えは大日如来に説かれ、空海が広めたものです。本尊を大日如来とし、この大日如来は宇宙の真理を意味する仏です。即身成仏の考えとなり、今現在の身のままで仏になることができるというものになります。大日如来を自身の中に確認し、仏と一体となることが即身成仏となるため、そのために必要な修行が三密修行です。身口意の三密修行は、身体・言葉・心の修行を行うことで誰もが仏になることができると説いています。自分自身と向き合って、仏のような心で仏のように語り、仏のように行う生き方が修行なのです。

①塗香・三密観・加持香水

僧侶が入堂すると、葬儀を始めるための準備儀式が行われます。 僧侶が自身に口を塗ることで自らを清め、浄めに用いる香水を浄化するために祈るなどの儀式を行います。

②三礼・表白・神分・声明

三礼で仏・法・僧へ礼拝を行い、表白で諸仏諸菩薩に故人の滅罪を願います。 神分では、様々な仏や菩薩に感謝をすると同時に加護を願い、声明で僧侶が仏典を唱えます。

③授戒作法

故人の剃髪を行い、三帰三竟や十善戒が授けられて故人が仏門に入る証とします。 そして、最後に戒名によって帰依させます。

④引導の儀式・表白・神分

故人を即身成仏へと引導するための儀式を行います。 「五鈷杵」と呼ばれる如来の五智を表すものや不動灌頂の印明、弥勒三種の印明などを授け、再び表白と神分を行います。

⑤墓前作法

破地獄の作法と呼ばれる個人の心にある地獄を取り除くための真言を唱えて、金剛杵を授けます。 そして故人に伝授する血脈の授与が行われます。

⑥焼香~出棺

成仏を願う諷呪文が唱えられて、その間に焼香を行います。焼香の後は、僧侶が導師最極秘印というお大師様から繋がる印を結び、3回指を鳴らします。指を鳴らすのは、魂を抜くという意味があります。その後、花や遺品を添えて出棺します。

真言宗の焼香の行い方

真言宗の正式な数珠は、振分数珠と呼ばれる108個数珠が連なっているものです。ただし、信徒ではない場合は略式数珠でも問題ありません。

真言宗では、焼香を3回で額にいただいて行います。線香の場合も3本となり、立てて行います。この3回は、ご本尊である大日如来とお大師様である弘法大師、そしてご先祖様である先祖諸霊にそれぞれ焼香をするための3回であるという考え方もあります。また、仏教において3つの宝とされる仏・法・僧に焼香するという意味での3回、もしは三密修行に供養するという意味などさまざまな考え方がされています。

真言宗では基本的には3回や3本が作法となっていますが、同じ宗派であっても僧侶によっては考え方や方法が異なる可能性もあります。そのため必ずしも同じ方法ではありません。焼香や線香は、あくまでも故人を思って合唱するものですので、回数や作法にこだわりすぎることなく故人の供養を願うことを心掛けてください。

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お寺の参拝

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参拝の服装

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お寺の数珠

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お寺のお賽銭について

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